ここで言う紋竹は、丹波地方にある雲紋竹です。

   別名「丹波斑竹」として称され栽培されています。

   一般には、「斑竹」と言われ淡竹に類する黒竹の変種です。

   「丹波斑竹」は、棹面に黒褐色の渦巻き状の雲紋が出現した
   大変珍しい竹です。
   生まれたときには、このような「紋」は現れていませんが、
   時間が経つにつれ次第に紋が出始めます。
   それは、雲状の巻紋となっていきます。
   その色の濃淡や形状は、雲を写しとったように柔らかく、その景色は、
   人の心を飽きさせない趣を持っています。
   京都では、伝統工芸品の「京銘竹」の一つとして、工芸用材料、
   建築として珍重されています。